土地を購入するときに必要となる書類とは？

土地を購入するときに必要となる書類とは？

土地は資産価値が高い財産だけに、購入するにあたっては色々な書類を揃える必要があります。
売買契約の決済を行い所有権移転登記を完了することで、ようやく全ての手続きが完了します。
ここでは土地の買主と売主にわけて、それぞれが調達するべき書類を確認しておきます。
・買主の住民票、これは不動産登記簿に記録される所有権移転登記名義人の住所は住民票記載に準拠するからです。
注意するべきなのは、住宅ローンの審査との関係で配偶者と共有もちになるときです。
共有状態になるときは、世帯全員の住所が記載された謄本を取得することが必要です。
・印鑑証明書、これは所有権移転登記が売主の真意に基づいて行われていることを客観的に証明する趣旨で、絶対に必要です。
市区町村に実印登録をしていないときは、決済までにかならず登録をすませておき必要に応じて印鑑証明書を取得できるように準備しておきます。
・登記済み証、いわゆる権利証ですが決済当日円滑に完了させるには、必要です。
金庫や押入れなどで探しだすようにすることをおすすめします。

土地の選定と購入の流れについてのポイント

住宅用の土地は建てたい家の大まかなイメージを決めて、情報を集めて選定することがポイントとなるのではないでしょうか。
更に購入したい土地の所有者に買付証明書を提出して、価格や売買条件を交渉する流れとなります。
住宅ローンを組むならこのタイミングが狙い目で、自己資金のみで購入できるならこの段階を飛ばせますが、一般的には審査を受けてローンが決まってから土地売買契約の締結に進みます。
この時に売買価格の10%ほどを手付金として売手に支払う必要があります。
不動産会社経由で購入するのであれば、仲介手数料の半額を支払います。
買付証明書の提出から契約までは最短で1週間ほどと、実はかなり猶予がない傾向です。
せいぜい10日間くらいしか待ってもらえないので、住宅ローン審査をスムーズに終える為にも、前もって書類などの準備を済ませておくことをおすすめします。
契約の際には重要事項説明がありますし、その後に住宅ローンの本審査、金消契約を経て引き渡し、残金決済が完了したら登記申請という流れで土地の売買が終了するのではないでしょうか。